ほぼ日手帳 PR

おばあちゃんと、思い出の『ほぼ日手帳』。

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前回、来年の手帳のひとつとして、『ほぼ日手帳HON(A5サイズ)』を購入した話をしました。

【2026年手帳】意外なチョイス?『ほぼ日手帳HON』A5サイズに初挑戦! 前回、狙っていたロフト限定版のほぼ日手帳カズン(「がまくんとかえるくん」コラボ)が購入できなかったという話をしました。 http...

ここでも少し触れましたが、実は最近、2025年版の『ほぼ日手帳HON(A6サイズ)』も使っています。

正確に言うと、諸事情で急遽手元にやってきて、もったいなので使いはじめたところといった感じです(笑)

そんなわけで、今回はこの手帳についてのちょっとしたエピソードトーク的な回になります。
私の思い出語りみたいな感じになってしまいますが、「手帳があったからこそできた思い出」なので、よければ手帳好きのみなさんにお付き合いいただけると嬉しいです。

野々蘭

今回はいわゆる「商品レビュー」がメインではないため、その点はご了承ください!

プレゼントとしての『ほぼ日手帳HON』

まず結論から言いますと、この手帳は、今年亡くなった祖母に私が昨年末プレゼントしたものでした。

祖母の誕生日は年明けすぐ。
なので、昨年末実家に帰ったときに、年始から使えるようにプレゼントしたんです。

一緒に暮らしていたころ、祖母がメモをとる姿をよく見ていました。

血圧を測っては週間手帳に記録したり、テレビの健康番組の録画をしては、一時停止をしてオススメの健康食をメモしたり。
父が職場からもらってきた手帳や、私が戸田書店で買い物をしたときに貰ってきた、ノベルティの手帳?をよく使っていましたね。

そこでふと、「私が好きな手帳で、文字を大きく書ける手帳があるんだけど、興味ある?」と聞いてみたところ、「うん、使ってみたい」と返ってきました。

言わずもがな、ほぼ日手帳のことです(笑)

これは布教のチャンスと言わんばかりに、自分の分の来年の手帳と一緒に購入し、プレゼントするに至りました。

▲選んだのは、「タイ&チーフ」シリーズの「SUSHI」

高齢であまり大きいものや重いものは書きづらそうだったこともあり、シンプルなつくりの『HON』を選びました。

お寿司の柄は単純に可愛かったというのもありますが、何かとめでたい日や家族が集まるときに、祖母はいつも寿司(あるいはピザ)を買ってくれたので、そんなイメージもあったりします。

余談:手帳をプレゼントする難しさ

ここで余談ですが、私は過去に両親など、ほかの人にもほぼ日手帳をプレゼントしたことがあります。

当時はもちろん良かれと思ってのことでしたが、やはり人それぞれライフスタイルや好みがちがう上に、ほぼ日手帳は1日1ページ書けるちょっと特殊な手帳。

それが上手くハマる場合もありますが、私の場合は結局、プレゼントした手帳を両親が使っている姿を見たことはありませんでした(強要はしたくなかったので、実際使っているか聞いたりはしませんでしたが…)。

よく考えれば、父はけっこうな記録魔ではあるものの、私とちがってなんでもExcelで管理するデジタル派。
もしかしたらアナログの良さも伝わるかも…?なんて思いましたが、やはりプレゼントは自分の好みを押し付けてはいけませんね。
今考えると、ごくごく当たり前のことですが(-_-;)

たまに「プレゼントされたことがきっかけで手帳を使いはじめた」という方や、「家族そろって手帳ユーザー」みたいなエピソードを見かける度に、羨ましくてつい憧れてしまってたんです(笑)

その点祖母に関しては、先述のとおり本人が使いたいと言ってくれたので、私も堂々とプレゼントすることができて嬉しかったです。

野々蘭

あくまで個人的な体験なので、「あの人の好きな作品がカバーになったから」など、フランクにプレゼントするのもアリだとは思います!

助六

「ほぼ日5年手帳贈りものセット haconiwa」のようなボックスセットも特別感があっていいよね。お子さんが生まれたり、ライフステージが変化したときに贈るのもよさそう。

使われることはなかった手帳。でも……

そういは言いつつも、祖母は年々体が弱ってきており、以前のようには生活できなくなってきていることも、薄々感じていました。

手帳もマメには書けないかも…と思い、ならばあまり使わなくても見るだけで元気が出るものになったら良いなと、メッセージを書き込んだり写真を貼ってプレゼントすることにしました。

▲写真が大きくモザイクだらけですみません。

叔母に声をかけてほかの孫たちの写真をもらったり、自分のウェディングフォトや、以前飼っていた犬(数年前に天国に逝ってしまったけど、祖母も可愛がってくれていた)の写真を印刷して、月ごとの扉のページに貼ったり。

マンスリーカレンダーにも、あらかじめ家族の誕生日を書き込んでみました(今思うと、ちょっと字が小さかっただろうなと反省している)。

ほぼ日ストアのノベルティとしてついてきたジェットストリームも添えて、簡単なラッピングをし、無事に昨年末プレゼントすることができました。

野々蘭

『HON』はもともと下敷きがセットなので、そこもプレゼントにはちょうどいいなと思いました!

手元にやってきた手帳。

しかし残念ながら、冒頭でも書いたとおり、祖母は今年の9月に天国に旅立ちました。

実家に帰ると、私がプレゼントしたときの袋に入ったままの手帳を発見。

故人とはいえ勝手に手帳を見るのはどうなんだと思いつつも、明らかに綺麗なままだったのでパラパラと開いてみると、やはり私が書き込んだページ以外は使われていないようでした。

少し寂しくはありましたが、数年前(もっと元気なころ)にプレゼントできていたらちがったかもしれないし、あげたペン以外のペンも差してあったりと、祖母なりに使おうとしていたのかな?という形跡はありました。
また、祖母の性格上、もらった手帳を汚したくなくて、プレゼントしたときの袋に入れていたんじゃないかと。

私が勝手にポジティブにとらえているだけかもしれませんが、とにかくそれだけでも嬉しかったです。

ただ、ほとんど使われないまま処分するのももったいないし、私としても思い入れはあったので、この手帳は自分が引き取ることにしました。

唯一、書き込まれていたこと。

こんな感じので経緯で、中途半端な時期に私のもとにやってきた手帳。

どうせとっておくなら何かポジティブなことを書いて残そうかなと、最近はちょっとした絵日記やWishリスト(欲しいものリストとか)を書いたり、ふだんはあまり使わないシールなどを貼って、「とにかく楽しいことを書く手帳」として使うようになりました。

ただ、そうやって使っているうちに、最初はまったく気付いていなかったあることに気付きました。

なんと、私が書き込んだメッセージの下に、小さく別のペンで「ありがとう」と書かれていたのです。

なにも書き込まれていないと思っていたのに!
あまりにさりげなくて、引き取ったときには全然気付かなかった…(笑)

この一言が書き込まれていただけでも、私のなかでのこの手帳の価値が、一気にかけがえのないものになりました。
むしろ、変な絵日記とか書くんじゃなかった!とすら思っています(笑)

私や家族が後でこの手帳を見ることを予測して書いたのか、ただ思ったことを書きこんでみただけなのかは分かりません。

でも、亡くなる間際に話ができなかった私としては、今になってまた祖母と会話が出来たような気がして、とても嬉しかったです。

おわりに

以上、最近使っている『ほぼ日手帳HON』が手元にやってきた経緯と、ちょっとした思い出話?でした。

祖母の話は本館「ののろーぐ!」の方でも一度記事にしているし、あんまり湿っぽくなりそうな話をするのは得意じゃないのですが…。
せっかく縁あって使うようになった手帳なので、今回ご紹介してみました。

どうかしんみりし過ぎず、手帳オタクが人に手帳をプレゼントしたエピソードの一例(失敗談も含む)くらいな感じで、気軽に読み流していただければ結構です(笑)

野々蘭

一番の布教活動は、こうやって手帳を楽しむ姿を日々発信することですね!(笑)

助六

身近にいる人じゃなくても、このブログが誰かの手帳を書くモチベーションにつながったら嬉しいです。

それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。
良い手帳・ノートライフをお過ごしください!

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